ゆうちょ銀、個人無担保融資に参入発表 住宅ローンは断念



ゆうちょ銀、個人無担保融資に参入発表 住宅ローンは断念
2017/3/31 20:01

 ゆうちょ銀行は31日、2012年に申請した住宅ローンや企業融資を事実上断念し、新たに貯金者向けの少額無担保ローンへの参入を申請すると発表した。低金利と競争激化で住宅ローンは十分な収益を見込めないため。競合する地方銀行からの反発にも配慮した。

 申請を取り下げたのは住宅ローンやカードローン、企業融資。12年に申請したものの、ゆうちょ銀の体制が融資業務を行うには不十分だとして金融庁が認可しない状態が続いていた。

 新たに申請したのは口座保有者向けの最大50万円の無担保融資で19年の開始を目指す。全国の郵便局の窓口などで申し込めば、審査を受けて利用できる。口座の残高がゼロになっても借入限度額までは代金を引き落としたり、現金を引き出したりできる。

 融資金利は10%台前半をメドに検討する。ゆうちょ銀がスルガ銀行系の保証会社に出資し、審査業務や貸し倒れリスクを負ってもらう方向だ。

無担保融資「問題なし」=ゆうちょ銀の新規業務―政府、9年ぶり認可へ調整
6/11(日) 8:36配信 時事通信

 政府の郵政民営化委員会(委員長・岩田一政日本経済研究センター理事長)は、ゆうちょ銀行が総務省と金融庁に新規業務として申請した個人向け無担保融資について、「実施に問題はない」とする意見を表明する方針を固めた。関係筋が10日明らかにした。14日にも開く民営化委で正式に意見書をまとめ、高市早苗総務相と森信親金融庁長官に提出する。

 金融庁と総務省はこれまでに、ゆうちょ銀が申請した新規業務に関して「特段大きな問題はない」との見解を示している。民営化委による意見表明を受け、認可する方向で最終調整に入る。ゆうちょ銀の新規業務が認可されれば、クレジットカードや住宅ローン仲介業務への参入を認めた2008年以来、9年ぶりとなる。

 ゆうちょ銀が今年3月に申請したのは、貯金口座を持つ個人顧客向けの無担保融資。マイナス金利下で運用環境が厳しさを増す中、比較的高い金利収入を期待できる無担保融資で収益力を強化する。融資限度額は50万円。公共料金などの引き落としで口座の残高が足りなくても、不足額を自動的に融資する「口座貸越サービス」を提供する。19年春の業務開始を目指している。定期貯金を担保にした個人向け融資は既に行っている。 



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