フラット35の団信は、加入しなくてもいい?! 男性は35歳以下なら、民間生保の方が割安 – ダイヤモンド・オンライン



?半官半民の住宅ローン「フラット35」を利用するとき、大半の人は「団体信用生命保険(団信)」に加入するが、若い人であれば民間の生命保険で代替したほうがお得だ。おおむね男性は35歳以下、女性は40歳以下であれば、民間の「収入保障保険」に加入するほうが、総支払額が少なくなる。大半の人は比較をせずに団体信用生命保険に加入しているが、民間の生命保険に加入すれば保険料を100万円以上安くできる可能性があるので、ぜひ検討してみよう。

住宅金融支援機構の「団体信用生命保険」のパンフレット

?団体信用生命保険は、借り手が死亡したり高度障害になったとき、その時点でのローン残高が全額弁済されるという保険だ。ほとんどの民間金融機関では、住宅ローンを借りる条件に団体信用生命保険への加入を義務付けており、無料で付帯している。

?一方で、住宅金融支援機構と民間金融機関が連携して取り扱っている長期固定金利の「フラット35」は、団体信用生命保険(住宅金融支援機構が提供するので「機構団信」とも呼ばれる)に加入するかどうかは任意であり、保険料も別途支払う。任意加入とはいえ、万一のときに備えて、団体信用生命保険に入っている人が大半だ。

?問題なのは、団体信用生命保険は意外と高額なこと。借入金額3000万円、借入期間35年だと、保険料の総支払額は204万円。保険料は年に一度住宅ローンの支払いとは別途で支払うことになる。ローンの返済をギリギリでやりくりしている人にとっては手痛い出費だ。

?また、団体信用生命保険の保険料は、年齢に関係なく、保険料は一定だ。毎年の住宅ローン残高に対して保険料が決まる。30歳でも50歳でも借りたときの条件が同じなら、保険料は同じだ。「フラット35」の団体信用生命保険は、2009年4月に3割も保険料が引き上げられたこともあり、団体信用生命保険よりも、民間の生命保険のほうが保険料が安いケースがある。特に若い人ほど、その傾向が顕著だ。

男性は35歳、女性は40歳以下なら、収入保障保険がお得

ローンを借りる年齢によって保険を賢く使い分けよう

?では、どんな保険に加入すればいいのか。民間の生命保険を使う場合は、「収入保障保険」という比較的新しいタイプの保険が適切だ。「収入保障保険」は、死亡や高度障害に備える掛け捨て型の生命保険。団体信用生命保険の代わりに加入する場合は、住宅ローンの借り手が亡くなった場合、住宅ローンの支払いが終わるまでの期間について、住宅ローンの支払額と同じ保険金を毎月もらえるように設定する。保険料は若ければ若いほど安い設定になっている。

?そこで30歳から42歳の男性が「フラット35」を借りる際、「団体信用生命保険」と「収入保障保険」ではどちらが保険料の総支払額が安くなるのか比べてみた。前提となるフラット35は、借入金額4500万円、金利は年1.1%、返済期間は30年で、毎月返済額は14.6万円だ。

?団体信用生命保険に加入したケースは、毎年、借入残高×0.358%を保険料として支払う。1年目の保険料は16.1万円で、ローン残高の減少に応じて保険料は減少していく。30年間の総支払額は260.4万円になる。

?一方、民間の保険会社の中で比較的保険料が安い、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の収入保障保険「家族のお守り」に加入すると(保険金額は月15万円、保険期間は30年、保険料は毎月払い。2016年9月時点)どうなるだろうか。

?「団信」と「民間の生命保険」を総支払額で比較!(男性のケース)
年齢 保険料の総支払額
団体信用生命保険
(住宅金融支援機構)
vs 収入保障保険
(標準体)? (非喫煙健康体)
30歳 260.4万円 vs 177.1万円(安い) 129.1万円(安い)
31歳 260.4万円 vs 188.5万円(安い) 136.1万円(安い)
32歳 260.4万円 vs 200.9万円(安い) 144.2万円(安い)
33歳 260.4万円 vs 214.9万円(安い) 152.8万円(安い)
34歳 260.4万円 vs 230.4万円(安い) 162.0万円(安い)
35歳 260.4万円 vs 247.3万円(安い) 173.3万円(安い)
36歳 260.4万円(一部安い) vs 266.2万円 186.8万円(安い)
37歳 260.4万円(一部安い) vs 287.3万円 200.3万円(安い)
38歳 260.4万円(一部安い) vs 310.0万円 216.0万円(安い)
39歳 260.4万円(一部安い) vs 335.3万円 227.3万円(安い)
40歳 260.4万円(一部安い) vs 364.0万円 239.8万円(安い)
41歳 260.4万円(安い) vs 394.2万円 275.4万円
42歳 260.4万円(安い) vs 428.8万円 300.2万円
※収入保障保険は、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の商品。乗り合い保険代理店であるトータス・ウインズの協力で作成。2016年9月に試算

?上図のように、収入保障保険の保険料は年齢と共に高くなっていく。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の収入保障保険の場合、通常の健康状態である「男性・標準体」は35歳以下、タバコを吸わず、肥満度が適正値にあるなどの「男性・非喫煙者健康体」は40歳以下であれば、収入保障保険の方が総支払額が安くなった。

?特に「男性・非喫煙者健康体」は、「男性・標準体」に比べて、保険料が約30%も安い。そのため、30歳で契約した場合の総支払額は129.1万円であり、団体信用生命保険の260.4万円に比べて、130万円以上も安い。

?ただし、保険会社によって商品の保険料は違う。大まかな目安としては、「男性・標準体」は35歳以下、「女性・標準体」は40歳以下なら収入保障保険のほうが有利といわれる。「非喫煙」「健康体」「非喫煙健康体」などに該当すれば、さらに保険料が安くなるので、より高年齢でも民間の保険の方が有利になる。このようにやや複雑なので、民間の保険会社に加入する際は、多数の保険会社の生命保険を取り扱っている乗り合い保険代理店などに相談して、各保険会社の保険を比較したほうがいいだろう。

?ところで、実際に借り手が亡くなった場合、借入残高を一括して支払うことを求められる。そこで、大半の遺族は将来もらうはずの保険金を前倒しで一 括して受け取ることが多いのだが、毎月コツコツ受け取った場合の「総受取額」よりも目減りしてしまう。「保険会社や受け取り期間の長さによって変わるが、最大15%程度目減り することがある」(乗り合い保険代理店であるトータス・ウインズの亀甲来良社長)という。

?これでは、借入残高をすべて支払えないのではと心配する人もいるだろうが、慌てることはない。

?保険に加入する際は、毎月の住宅ローン支払額を払えるように保険金、保険期間を設定するが、そもそも保険でカバーしている「毎月の住宅ローン支払額×残り期間」は「総支払額」であり、将来支払う金利を含んでいる。それに対して、実際に一括して支払うのは、将来支払う金利を含んでいない「借入残高」であり、想定していた支払うべき金額も目減りする。結局、借り手が亡くなって一括処理する際は、総受取額も総支払額も同じように目減りするので、保険金で借入残高をほぼ返済することができるのだ。

?「フラット35」を借りる人の大半が何も団体信用生命保険に加入しているが、若いほど民間の生命保険のほうがお得になるので、ぜひ検討してみよう。

>>参考記事「フラット35に最低金利の住宅ローンが登場!」はこちら



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