欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、トランプ政策への懸念も根強い – まぐまぐニュース!


今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。米年内追加利上げ観測の後退を背景にドル売りに振れやすい地合いが続く見通し。また、トランプ政策の遅れなどにも懸念が強まり、ドルの下押し要因となるだろう。

米国の6月消費者物価指数(CPI)など連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に影響を与える重要指標が低調となり、年内追加利上げ観測が後退。こうしたなか、前日海外市場で小じっかりの値動きだったユーロ・ドルが本日のアジア市場で節目の1.15ドルを上抜けた。20日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会に向け、さらに勢いづく可能性があろう。

また、豪準備銀行が午前中に発表した7月理事会の議事要旨では、世界および国内経済に明るい見通しが示され、豪ドルが上昇。今晩の欧米市場でも、ドル売りに振れやすい展開が見込まれる。

加えて、米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の上院採決に向け、共和党内では穏健派のグループを中心に複数の議員が同法案の内容を問題視していることが報じられ、トランプ政権の減税を柱とする経済政策に対して不透明感が広がる。

一方、ドル買い材料が乏しいなか、本格化する米企業決算が注目される。今晩はゴールドマンサックスなど大手企業の発表が予定され、好業績となれば米国株を押し上げ、長期金利が上昇するにしたがいドル売り圧力を弱める可能性があろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・6月消費者物価指数(前年比予想:+2.9%、5月:+2.9%)

・17:30 英・6月生産者物価産出指数・産出(前年比予想:+3.4%、5月:+3.6%)

・18:00 独・7月ZEW景気期待指数(予想:18.0、6月:18.6)

・21:30 米・6月輸入物価指数(前月比予想:-0.2%、5月:-0.3%)

・23:00 米・7月NAHB住宅市場指数(予想:67、6月:67)

・05:00 米・5月対米証券投資(4月:ネット長期有価証券+18億ドル)

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