日銀の布野審議委員、静岡経済「緩やかに回復」 – 日本経済新聞



 日銀政策委員会の布野幸利審議委員は22日、静岡市で開かれた金融経済懇談会に出席し、静岡県の政財界の代表者と意見交換した。布野氏は懇談会後の記者会見で、県内経済全体について「緩やかに回復しつつある」との認識を示す一方、人手不足による景気後退の懸念も示した。

 懇談会は非公開。記者会見で、懇談会を振り返った布野氏は「人口流出が深刻化する中、特に中小・零細企業では事業継承や人手不足の問題が深刻化しているとの指摘があった」と話した。ただ、医療や光産業などの地域産業について「経済活性化に向けて多岐にわたる取り組みをしており、ほっとした印象」と評価した。

 国内全体の経済情勢については「2016年後半以降、明るさを取り戻している。物価指数は反転の気配もある」と分析。政府が目指す構造改革について「構造改革と成長戦略は表裏一体。人口減少時代において、あらゆる産業が新たな成長戦略を描く必要がある」と指摘した。

 懇談には静岡県信用金庫協会の御室健一郎会長(浜松信用金庫理事長)のほか、静岡銀行の中西勝則頭取、川勝平太知事などが出席した。静岡県での金融経済懇談会は14年7月に中曽宏副総裁が出席した懇談会以来約2年半ぶりの開催。



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