米国大寒波で飼料向けトウモロコシ調達に激震 中国の政策転換で世界貿易に異変も – 産経ニュース


 食肉生産に使われる飼料用トウモロコシを日本に輸入する大手商社や飼料メーカーに激震が走った。今年1~2月、米国西海岸を襲った寒波による豪雪などで米国の輸出港ポートランドからの穀物輸出が停滞し、調達に苦戦したためだ。中国からの緊急輸入や民間備蓄取り崩しでしのぎ、事態は沈静化に向かっているが、今回頼みの綱となった膨大な中国のトウモロコシ在庫は、昨年からの中国の政策転換で今後はあてにできない。数年後には中国のトウモロコシ輸入の本格化で、世界のトウモロコシ貿易に異変が生じる可能性もあり、将来の安定調達に不安が強まっている。

 ことの始まりは、1月中旬に米国西海岸を襲った大寒波による豪雪だった。その後2月中旬にも追い打ちをかける寒波で雪崩やダムの決壊が重なり、鉄道網がストップ。米国の4大輸出基地のひとつ、西海岸ポートランドの輸出機能が一時的にまひした。

 荷物を積めず「最大30日の未曾有の滞船となり、足元では収束に向かっているものの、輸出が正常化するのは4月中旬もしくは5月にずれ込む」(政府系機関)ともいわれる。

 大手商社や飼料メーカーは顧客への配慮もあって「緊急輸入を検討中」と一様に口が重い。だが、関係者によると、三菱商事や丸紅などの大手商社は巨大在庫を持つ中国からすでに緊急に輸入し、三井物産や丸紅はロシアからも手当てしたもようだ。

続きを読む

こんな記事も読まれています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です