10月の工作機械受注額5割増 2011年6月以来の伸び率 中国の需要旺盛 – 日本経済新聞



 日本工作機械工業会(東京・港)が13日発表した10月の工作機械受注総額(速報値)は、前年同月比49.9%増の1406億8600万円だった。統計が残っている過去の確報値と比べると2011年6月以来の高い伸び率となった。旺盛な中国需要を背景に11カ月連続で前年実績を上回り、好不況の目安とされる1000億円を12カ月連続で超えた。

 速報値のため単純比較はできないが、10月の受注額としては07年10月の過去最高を更新した。

 外需は前年同月比59.8%増の839億6300万円。外需のうち通常3割前後が中国向けで、中国共産党大会後の景気腰折れも懸念されたが「現地の市況はかなり良い」(牧野フライス製作所)。製造業の高度化が進む中国では加工精度の高い日本の工作機械の需要が大きく、これが全体をけん引する構図が続く。

 内需も前年同月比37.2%増の567億2300万円と好調だった。「スマートフォン(スマホ)やカメラのレンズ向けがにぎわってきている」(東芝機械)、「半導体製造装置向けがいい。今までは波があったが高い水準で安定してきている」(オークマ)という。

 このほか、米国で航空機向けの需要が引き続き好調といった声も聞かれた。先端分野の製品や製造業の高度化が進む中国では加工精度の高い日本メーカーの工作機械への需要が強く、活況はしばらく続きそうだ。



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