下落は好機!?25日線接近銘柄を拾う – 会社四季報オンライン



画像を拡大
大発会の1月4日の価格を100として、日経平均、東証2部指数、中小型株指数、JASDAQ指数を指数化。パフォーマンスのよかった銘柄は調整入りも

 米中両首脳が直接対話をするタイミングで、米軍がシリアのアサド政権側を攻撃。トランプ政権はオバマ政権と対極的な“強面(こわもて)”のイメージを体現した。

 緊張高まる朝鮮半島の地政学リスクを想起させる事態。東京マーケットでは、防衛関連の定番銘柄を強くはやし立てた。来週も地政学リスクを意識しながらの神経質な展開が予想される。不測の事態が起こりうるので、あらかじめ相場の先行きを見通すのはナンセンスかもしれない。それでも10日の後場寄りあたりになれば見通せるだろし、つれて業種や個別の値動きは方向感がつかめるだろう。こうした前提で物色動向を占うカギとなる材料を挙げてみたい。

 まずは、米国3月雇用統計の中身を織り込んだ7日の米国マーケットの反応だ。株価先物指数が強含めば、10日の東京市場は7日後場のような買い戻しムードで続伸との期待を抱かせる。ただ寄り付き前に為替が1ドル=110円前後の円高に振れていた場合、外需関連が反落あるいは続落して寄り付くだろう。

 とはいえ、日経平均株価のテクニカル指標は、売られすぎのシグナルが点灯したので、全面安ということは考えづらい。信用需給が良好な日経平均採用銘柄など主力株価は、買い戻しが入って値を戻す展開がありうる。そこを見越した打診買いに打ってつけの地合いとなる。

 一方で、東証1部の非225銘柄および東証2部とジャスダックに属する出来高上位の銘柄群は、2月と3月にひと相場を形成した反動で値幅調整の余地がある。足元相場の地合いが落ち着くまでは、様子見が無難だろう。

 内外の機関投資家は、新年度に入ってファンドに組み込む銘柄の入れ替えを積極的に行っている。全体相場が下落したことは“もっけの幸い”と、積極的に好業績で企業統治改革に熱心な銘柄を軸に下値を拾っていっている。その際は、業績の裏づけは乏しいのに値がつり上がった割高な銘柄は、売りを仕掛けて損失をヘッジしておく「ロング(買い)&ショート(売り)」の戦略で臨んでいると想像される。

 個人投資家がこの投資戦略にあらがうことはない。機関投資家が拾いそうな銘柄をしっかりと見定めていくことが求められる。たとえば11日は3月の工作機械受注(速報値)、12日は2月の機械受注の発表日だ。機関投資家はこの統計に強い関心を寄せている。今週の相場で不二越(6474)とツガミ(6101)が逆行高したのがその証だ。



こんな記事も読まれています



コメントを残す