地政学リスクへの警戒感強い(先読み株式相場) – 日本経済新聞



 12日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、6日に付けた年初来安値(1万8597円)を更新する可能性がある。地政学リスクへの警戒が根強く、主力株中心に運用リスクを回避したい投資家の売りが続きそうだ。外国為替市場で円相場が1ドル=109円台半ばに上昇し、輸出関連株の収益拡大期待も後退するとみられる。

 先週来、米国によるシリアと北朝鮮への圧力が強まり、市場ではとりわけ極東アジアでの軍事的緊張への警戒感が強まっている。11日の米国市場では、米国債や金といった有事の際に資金逃避先となりやすい資産に投資マネーが集まった。

 米10年物国債利回りは0.07%低い2.29%に低下し、金先物相場は一時1トロイオンス1277.4ドルと約5カ月ぶり高値を付けた。

 ダウ工業株30種平均は6ドル安と小動きだったが、12日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は前日の清算値と比べ80円安の1万8630円で終えた。

 円高で内需関連株の一角には押し目買いが入るとの見方もあるが、3月期企業の決算発表の本格化を間近に控え、買いを見送る投資家は多いだろう。

 前日に2016年4~12月期連結決算を発表した東芝は引き続き注目が集まる。2256億円の債務超過となり、初めて「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に関する注記」が付いた。11日夜のSBIジャパンネクスト証券が運営する私設取引システム(PTS)では11日の終値(223円50銭)に比べ8円50銭安の215円で終えた。

 寄り付き前に内閣府が2月の機械受注を発表する。LIXILビ(3564)が東証1部に上場する。米国では3月の財政収支の発表がある。トランプ米大統領は北大西洋条約機構(NATO)事務総長とワシントンで会談する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕



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