都道府県別の最低金利は「香川県」、全国平均金利は9年連続低下(帝国データバンク)



 11月10日、金融庁は「平成29事務年度 金融行政方針」を公表した。来年6月までの重点施策をまとめた同方針の中で、「本業の赤字が続くなどビジネスモデルの持続可能性に問題のある金融機関が増加しているが、人口減少による資金ニーズの低下など、地域における経営環境の悪化は今後も続くと予想される」と指摘するなど、各金融機関を取り巻く環境は厳しさを増している。
 
 そこで帝国データバンクは、企業財務データベース「COSMOS1」(81万社収録)を用いて、都道府県別の平均借入金利を算出し、時系列での推移を集計・分析した。平均借入金利動向に関する調査は、今回が初めて。

◇「COSMOS1」収録81万社のうち、2006~2016年度の決算データを集計した

◇借入金利は、有利子負債(銀行等、保険、ノンバンク、個人借入等を含む借入金、社債、CP等を含む総額)に対する支払利息の割合

◇本レポートでは、平均値にトリム平均を用いている。トリム平均とは、平均値を算出するにあたり、全体の上下から指定した割合のデータを除いた平均値のこと。本調査では上記式で算出された金利の最大値および最小値から、全体の10%分をそれぞれ除いて平均を算出した

最も平均金利が低かったのは「香川県」、最も高いのは「秋田県」

1. 2016年度の全国の平均借入金利は 1.43%で、前年度比0.10pt減となり、すべての都道府県で低下している

2. 過去10年の推移を見ると、2007年度(2.21%)をピークにその後は一貫して低下を続けており、2016年度まで9年連続の低下

3. 2016年度の平均借入金利を都道府県別に見ると、最も平均金利が低かったのは「香川県」の1.20%(前年度比0.13pt減)。平均借入金利が最も高い「秋田県」(1.87%)と比べると0.67pt乖離している。2位は「愛知県」(1.22%、同0.09pt減)、3位は「和歌山県」(1.25%、同0.16pt減)の順となった。

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