2017年3月期上場企業「役員報酬1億円以上開示企業」調査(東京商工リサーチ)

役員報酬1億円超は21社・42人(6月19日17時現在)

 6月19日17時までに確認された役員報酬1億円以上を受取った役員の個別開示を行った上場企業は21社、人数は42人だった。2017年3月期決算の有価証券報告書は順次提出され、6月19日17時点で123社が提出した。そのうち、21社(構成比17.0%)が1億円以上の報酬を受け取った役員を輩出した。
 1億円以上の役員報酬を受け取った42人のうち、2016年3月期決算と2017年3月期決算で、連続して個別開示された役員は24人(構成比57.1%)。新たに開示された役員は18人だった。
 役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。
 ここ数年、業績に連動した報酬体系に変化していて、またストックオプション、株式報酬など非金銭報酬による報酬も目立ってきている。2017年3月期決算では開示の社数・人数とともに上場企業決算の役員報酬へどのように反映されるかが注目される。

※ソフトバンクグループのニケシュ・アローラ前副社長が、同社の株主招集通知にて2017年3月期の報酬額が103億4,600万円と公表されたが、有価証券報告書が確認されていないため現時点ではランキングに含まれていない。

【6月19日17時時点集計】
個別報酬額 ソニーのマイケル・リントン執行役EVPが11億3,600万円で最高 
 6月19日17時現在、有価証券報告書の提出が確認された企業は123社で、このうち、役員報酬1億円以上の個別開示が確認されたのは企業数で21社、人数で42人だった。
 6月19日17時現在の役員報酬最高額はソニーのマイケル・リントン執行役EVPで11億3,600万円。次いで、同社の平井一夫代表執行役社長兼CEOが9億5,500万円、同社の吉田憲一郎代表執行役副社長兼CFOが4億3,400万円、同社のアンドリュー・ハウス執行役EVPが3億3,100万円、同社の鈴木智行執行役副社長が2億4,700万円と続く。
 ソニーは1億円以上の報酬を受け取った役員の開示人数が2016年3月期3人に対して2017年3月期は10人と、大幅に増加した。
 個別開示で連続して開示された24人のうち、2016年3月期に比べ11人が役員報酬額が増額。また2016年3月期に新たに開示に加わった人数は18人であった。

個別開示人数 ソニーが10人で最多
 6月19日17時現在、役員報酬1億円以上の個別開示を行った企業21社(人数42人)のうち、ソニーが10人(前年3人)で最多。次いで、バンダイナムコホールディングスが7人(同5人)、HOYA、アステラス製薬、ハーモニック・ドライブ・システムズ、日東電工、小松製作所、アイシン精機が各2人だった。複数人の開示を行った企業は8社だった。

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