経済修復から進展維持へ FRB議長、金融当局の政策で見解 – SankeiBiz



 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は10日、ミシガン州アナーバーでの講演で、金融当局の責務は金融危機で打撃を受けた経済の修復から進展の維持へとシフトしたとの見解を示した。

 この日、イエレン議長は「以前は、われわれは可能な限りの活力を米経済に与えようとアクセルを踏み込まなければならなかった」と述べた上で、現在は「ある程度加速」しようとしているが、「アクセルを強く踏むほどではない」と述べた。

 完全雇用とインフレ目標の達成に近づく中で、イエレン議長をはじめ政策当局者らは今年、金融政策を通じた景気支援を大幅に後退させようとしている。当局者らは3月の利上げに加え、年内にあと2回の利上げを見込んでいる。

 イエレン議長はミシガン大学公共政策大学院のイベントで質疑応答に応じ、「現在、適切な政策スタンスは中立と私が呼ぶ状態に近づいている」と発言。米経済は引き続き緩やかなペースで成長すると予想され、徐々に利上げを進めれば「必要な状態にたどり着ける」と説明した。

 また、現在の4.5%の失業率について、自分を含め当局者らが持続可能と考えるレンジの下限を若干下回ると指摘した。イエレン議長が重視しているコア個人消費支出(PCE)価格指数も依然として目標の2%を若干下回っているとした。(ブルームバーグ Christopher Condon、Jeanna Smialek)



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