中国消費者物価指数 2か月連続で上昇率1%割れ – NHK



先月の中国の消費者物価指数は、2か月連続で上昇率が1%を割り込み、中国の個人消費の弱さが続いているという見方が出ています。

中国の国家統計局によりますと、先月の中国の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて0.9%のプラスで、前の月より0.1ポイント伸びたものの、2か月連続で上昇率が1%を割り込みました。

主な項目別では、医療費が上昇した一方、スマートフォンや自動車などの耐久消費財が一段と値下がりしました。中国政府は、ことしの消費者物価指数の上昇率の目標を3%前後としていますが、今のところこの目標を大きく下回っています。

中国経済の専門家は「企業がリストラを進める中、雇用や所得の先行きに対する不透明感が強まっていて、消費者が支出を抑える傾向が物価にも表れている」として、中国の個人消費の弱さが続いているという見方を示しました。

一方、企業が工場などから製品を出荷する際の値動きを示す生産者物価指数は、インフラ投資の拡大で石炭や鉄鋼製品の需要が旺盛なことなどから、先月は前の年の同じ月と比べて7.6%のプラスと、2か月連続で上昇率が7%を超える高い水準が続いています。

中国政府は、経済成長のけん引役を投資から個人消費へと転換することを目指していますが、このところの物価の状況は景気が減速する中で、投資に依存する経済運営から依然として抜け出せていない現状を映し出した形です。



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