全国百貨店売上高、10月は3.9%減 上旬の気候穏やかで衣料苦戦 – 日本経済新聞

 日本百貨店協会が22日発表した10月の全国百貨店売上高は4755億円(全店ベース)だった。既存店ベースでは前年同月比で3.9%減り、8カ月連続で前年実績を下回った。上旬の気候が比較的穏やかで秋冬物衣料が苦戦。消費者の節約志向と相まって低迷した。高額品への需要減退や円高などを背景に、中国の建国記念日「国慶節」期間中の免税売り上げも2割以上減った。

 商品別では、衣料品が6.5%落ち込んだ。気温が低下した中旬以降はやや持ち直したが、月前半の落ち込みを補いきれなかった。主要5品目全てが3カ月連続で前年実績を下回った。地域別では主要10都市を含む18地区全てが5カ月ぶりにマイナスとなった。

 訪日客向けの免税売上高は約149億円と13.2%減少し、7カ月連続で前年実績を下回った。購買客数は増加傾向が続いているが、高額品の需要が停滞して客単価が2割低下。国慶節期間(1~7日)中の売り上げも前年から約23%落ち込んだ。免税手続きカウンターの来店国・地域別順位は1位が中国、2位が香港、3位が韓国、4位が台湾だった。

 10月の東京地区の百貨店売上高は全店ベースで1265億円だった。既存店ベースでは4.4%減と、3カ月連続で落ち込んだ。

 11月の全国売上高は、16日時点で2%強のマイナスで推移している。前年同月に暖冬で衣料品が振るわず、「発射台」が低いため減少幅を縮小する見通しだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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