農泊 訪日客呼び込み TV番組制作、ブロガー招待 農水省 – 日本農業新聞

 農水省は、農山漁村を舞台にした滞在型旅行「農泊」について、海外での宣伝活動を本格化させる。日本の農村の伝統文化や食をPRするテレビ番組を製作し、今秋から訪日客が多いアジア各国で放送を始める。海外のブロガーを日本に招いてモニターツアーも行い、口コミで農泊のファンを掘り起こす。旅行客の安定的な確保につなげ、農村の所得増大を後押しする戦略だ。

 農泊は農家民宿や農作業体験、グリーン・ツーリズムなどを楽しむ滞在型旅行を指す。旅行客のターゲットとして注目されるのが訪日外国人だ。政府は主要都市を結ぶ「ゴールデンルート」以外で、新たな観光地の創出に取り組んでおり、その一つに農村を位置付ける。

 同省がまず始めるのが海外でのテレビ番組だ。2017年度予算の農山漁村振興交付金を活用し、30分程度の番組を2本制作。この秋から放送を始める。

 放送する国や内容は今後決めるが、農村の伝統芸能や食、農作業、景観などを取り上げていきたい考え。海外でなじみがあるタレントも起用し、農泊を身近に感じてもらう。

 併せて、海外の旅行関係者や人気ブロガーを対象とした農泊のモニターツアーも企画する。農泊の魅力や楽しさを、それぞれの国で発信してもらう。

 同省は「農泊を成功させるには訪日外国人の呼び込みが不可欠。海外で積極的にPRし、日本の農村の知名度を高めたい」(都市農村交流課)と力説する。

 政府は、20年度までに農泊の取り組み地域を500に増やす目標を掲げる。17年度は200地域を対象に、観光メニュー作りや宿泊を受け入れる古民家の改修などを支援。農泊がビジネスとして成り立つよう後押しし、農村の経済成長につなげる。

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