東証大引け 小幅続伸、好業績期待銘柄が買われる – 日本経済新聞



 29日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸した。終値は前日比14円61銭(0.08%)高の1万9217円48銭だった。3月期末の配当権利落ち分(約130円)を埋めた。米国など世界景気の堅調さを背景に、今後発表される3月期決算企業の2018年3月期業績が伸びるとの期待が根強い。権利落ちで割安感の強まった銘柄や好業績が期待できる銘柄に買いが優勢となり指数を押し上げた。

 JPX日経インデックス400は反落し、前日比29.67ポイント(0.21%)安の1万3786.12だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、2.76ポイント(0.18%)安の1542.07だった。

 配当の権利落ち分を考慮すると実質的には140円程度上昇したことになる。前日の米株高に加え、外国為替市場で円相場が1ドル=111円台前半となったことで、投資家が運用リスクを回避する姿勢もやや後退した。朝方には前日終値に比べて約50円高まで上昇する場面もあった。

 前日に3月期末の権利付き最終売買日を通過した。権利を確定した投資家の持ち高調整の売りが出たことで上げ幅は小幅にとどまった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆1595億円。売買高は17億5140万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は716と全体の36%を占めた。値下がりは1158、変わらずは118銘柄だった。

 2018年2月期の連結経常利益が前期比14%増の1000億円になりそうだと発表したニトリHDが買われ、原子力発電所の再稼働が裁判所に認められた関西電は上昇した。働き方改革の実行計画が固まり、ジェイエイシなど人材サービス関連銘柄も買いを集めた。ソニーが堅調。米原子力子会社の米連邦破産法11条の適用申請を事前承認したと伝わった東芝は反発した。

 一方で、権利を確定した投資家の売りで、大東建JALが下げた。第一生命HDなど保険株も下げが目立った。武田など医薬株は軟調だった。トヨタ日産自も下落した。銀行や保険といった金融株は軟調だった。

 東証2部株価指数は続伸した。シャープやサイオスが上げた。一方、Jトラストアトムが下げた

〔日経QUICKニュース(NQN)〕



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