UPDATE 2-米10月耐久財コア受注0.5%減、出荷は堅調維持 FRB利上げ軌道保つ見通し – ロイター



* 10月の米耐久財受注、国防関連を除くベースで前月比-0.8%=商務省

* 10月の米耐久財受注、前月比-1.2%(予想:+0.3%)=商務省

* 10月の米耐久財受注、輸送機器を除くベースで前月比+0.4%(予想:+0.5%)=商務省

* 10月の米耐久財受注、航空機除く非国防資本財は前月比-0.5%(予想:+0.5%)=商務省 (エコノミストのコメントなどを追加しました)

[ワシントン 22日 ロイター] – 米商務省が22日発表した10月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.5%減と、2016年9月以来の大幅な落ち込みだった。0.5%増との市場予想に反し、4カ月ぶりにマイナスへ転じた。ただ出荷は伸び続け、企業の設備投資や経済活動は底堅いことを示唆した。

9月の数字は当初発表の1.7%増から2.1%増へ上方改定された。10月の前年同月比は4.4%増だった。

国内総生産(GDP)の設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は前月比0.4%増だった。9月は1.2%増加していた。コア資本財の出荷は2月以来、増加し続けている。トランプ米大統領と米議会の共和党が大幅な法人税引き下げ法案を押し通すとの期待が一因だ。

コア資本財の出荷は3カ月ベースでは年率13.1%増加。JPモルガン(ニューヨーク)のエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は「10月まで出荷が堅調なトレンドにあることは、機器への投資が第4・四半期も引き続き力強さを維持することを示している」とし、「第4・四半期の実質GDPは予想を上振れる可能性があるとみている」と述べた。

企業の設備投資はここ4四半期にわたり、GDPの押し上げ要因となっている。第4・四半期もGDPを底堅く押し上げる方向に働くとみられる。第3・四半期GDPは年率で3.0%増だった。

底堅い設備投資は、米経済の約12%を占める製造業の追い風となっている。企業投資が堅調であると同時に労働市場の引き締まりが継続していることで、市場では連邦準備理事会(FRB)は来月の会合で利上げを決定する軌道から外れないとの見方が出ている。

MUFG(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「今年の企業投資のトレンドが良好になっていることに連邦準備理事会(FRB)は満足すると考えている」とし、「企業投資の一段の進展が目的なら、金利をこれほどの低水準にとどめる必要はない」との見方を示した。

10月は、機械と電気機器、家電、一次金属、コンピューター・電子製品が増加した。

全体としての耐久財受注は前月比1.2%減。輸送機器が4.3%減少し、全体水準を押し下げた。耐久財はトースターから航空機まで、3年以上使われるモノを指す。9月の耐久財受注は2.2%増だった。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズ(ペンシルバニア州)の首席エコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「法人税率引き下げが実現する可能性が高くなるなか、企業投資がこの先に増加する公算は大きくなっている」としている。



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