日本、1.5%成長に上方修正 IMF、17年見通し – SankeiBiz



 国際通貨基金(IMF)は10日、世界経済見通しを発表した。日本の実質国内総生産(GDP)の成長率は2017年を1.5%、18年を0.7%とし、7月時点からそれぞれ0.2ポイント、0.1ポイント上方修正した。「17年前半の景気が想定以上に良かったため」としている。徐々に財政出動による景気押し上げ効果が弱まるため、18年は成長率の低下を見込んだ。

 日米欧と中国で景気が回復していることから、世界全体の成長率予想も引き上げ、17年は3.6%、18年は3.7%とした。3.2%にとどまった16年に比べ景気が加速する。世界的な金融危機につながった08年のリーマン・ショック以降の成長率の低下傾向にようやく歯止めがかかりそうだ。

 ただ、IMFはトランプ米政権による金融規制緩和で市場が不安定になったり、北朝鮮の核・ミサイル開発に代表される地政学的なリスクが高まったりすることを警戒。「中期的には世界経済は減速する恐れがある」とし、日米欧の中央銀行には、物価の上昇傾向が明確になるまで、景気を支える金融緩和的な政策を続けるよう提言した。

 米国とユーロ圏、中国についても、17年と18年の予想を引き上げた。米国では企業や消費者が景気の先行きに自信を深めているとし、ユーロ圏では輸出増が景気を牽引(けんいん)していると分析。中国では18年も政府が大規模な公共投資を続け、景気を支えると予想した。(ワシントン 共同)



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