「成長サイクル」を捉えて設計しているか – 日経テクノロジーオンライン

ワールドテック 代表取締役、元デンソー設計開発者 寺倉 修 氏

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 米経済が「ニュー・モノポリー」(新たな寡占)に直面している。アップルやグーグル、アマゾンなどのIT企業「ビッグ5」の米市場の時価総額合計が英国の国内総生産(GDP)を越えた──。2017年7月14日付日本経済新聞がこう報じている。とにもかくにも、お客様からの支持があればこそだろう。日本の製造業で日々開発設計される製品も同じだ。多くのお客様から支持を得られて、初めて大きく成長できる。

 前回のコラムでは、新規性の視点から製品を次の4種類に分類できることを説明した。[1]革新的な製品、[2]次世代製品、[3]次期型製品、[4]類似製品、である。実は、大きく成長する製品は、このように分類された製品の間を、「成長サイクル」と呼ぶ一定のパターンで行き来する。従って、この成長サイクルを踏まえた取り組みを行わなければならない。その取り組みの1つは、製品を「成長サイクル」に乗って進化させること。もう1つは、その進化にふさわしい「設計力」で取り組むことである。

 1つめの「成長サイクル」に乗った製品の進化とはこうだ。「革新的な製品」「次世代製品」「次期型製品」「類似製品」と4つに分類された製品は、それぞれが関連して動く。まず、「革新的な製品」がスタートとなり、その後、他の3つの製品が相互に影響しながら成長していく。

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