為替週間見通し:もみあいか、米政局にらみも6月利上げ期待は持続(訂正) – 株探ニュース

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2017年05月20日15時15分

【為替】為替週間見通し:もみあいか、米政局にらみも6月利上げ期待は持続(訂正)

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

下記のとおり修正します。

(誤)米国株式市場見通し:FOMC議事録に注目

(正)為替週間見通し:もみあいか、米政局にらみも6月利上げ期待は持続

■米政治不安高まり、ドルは一時110円24銭まで下落

先週のドル・円は下落。トランプ米大統領とロシアの不透明な関係を巡って政治不安が高まり、大規模減税やインフラ投資の関連法案の早期成立は難しいとの見方が広がった。また、金融市場の混乱によって米利上げペースは鈍化するとの思惑も浮上し、18日のロンドン市場でドルは一時110円24銭まで下落した。その後、ドル・円は111円74銭まで戻したが、米長期金利の伸び悩みを嫌ってドルの買戻しは一服した。

米メディアは15日、トランプ米大統領が今月10日にホワイトハウスでロシアのラブロフ外相らと会談した際、過激派組織「イスラム国」(IS)に関する機密情報を漏らしたと報じた。この報道に続いて、トランプ大統領は今年2月、連邦捜査局(FBI)のコミー長官(当時)に対して、大統領補佐官を辞任したマイケル・フリン氏に対する捜査の中止を要請していたとの疑いが浮上した。また、米ワシントン・ポスト紙は19日、関係筋の話を引用し、米大統領選挙でのトランプ陣営とロシアとの関係を巡る捜査で、捜査当局がホワイトハウス高官でトランプ氏に近い人物に関心を示していると報じた。

19日の米国株式は強い動きを見せたが、株高を意識したドル買いは拡大せず、米長期金利は上げ渋ったことから、ドルは伸び悩み、111円27銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:110円24銭-113円85銭。

■もみあいか、米政局にらみも6月利上げ期待は持続

今週のドル・円はもみあいか。トランプ米大統領の政権運営に不透明感が広がっており、リスク回避的なドル売りが大幅に縮小する可能性は低いとみられる。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は6月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切るとの期待は持続しており、ドルは111円台を中心にもみあう展開が予想される。

トランプ大統領が、先に解任したコミー前連邦捜査局(FBI)長官に対し、マイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)への捜査中止を要求したとされる問題の行方が、引き続き注目されそうだ。24日までに下院監視・政府改革委員会に提出が求められる大統領とコミー氏のやりとりの内容が焦点で、政権運営に不安が生じるような新たな証拠が提示された場合、ドル売りが再び強まる可能性がある。

一方、5月2-3日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では、1-3月期国内総生産(GDP)の減速に関しては一時的とされた。24日(日本時間25日未明)に公表されるFOMCの会合議事録にタカ派寄りの見解が多く含まれていた場合、6月利上げを見込んだドル買いが増える可能性がある。

【米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表】(24日公表予定)
議事録内容は(5月2-3日開催分)は、6月利上げに向けた手がかりとなりそうだ。「1-3月期国内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことは一時的」と指摘した声明で強気な見解を確認できれば、ドル買い材料になるとみられる。

【米・1-3月期国内総生産(GDP)改定値】(26日発表予定)
26日発表の1-3月期GDP改定値は、連邦公開市場委員会(FOMC)の6月会合に向け、景気判断の材料として注目される。速報値は前期比年率+0.7%で昨年10-12月期との比較で伸び率は鈍化したが、改定値は+0.9%に上方修正される見込み。改定値が予想を上回れば6月利上げ期待はさらに高まりそうだ。

予想レンジ:110円00銭-113円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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