組込みソフトウェア開発の課題は「設計品質」「技術トレンド」–IPA調査 – ZDNet Japan

 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター(IPA/SEC)は、5月2日、組込みソフトウェア産業の動向把握などに関する調査結果を公開した。

 これによると、組込み関連企業の経営層または事業部門責任者は、組込みソフトウェア開発の課題のトップに「設計品質の向上」を挙げており、このための解決策としては、「技術者のスキル向上」「PMのスキル向上」という人材にかかわる回答が示されている。また、IoT、ビッグデータ、AIも含めた「技術トレンドへの対応」を課題として挙げる企業も多かった。


組込みソフトウェア開発の課題


トウェア産業の実態や課題を把握するとともに、今後、取り組むべき施策の立案に活用することを目的に、アンケートおよびヒアリングによって実施された。調査期間は2016年11月〜2017年2月で、有効回答者数は177件。

 同調査では、「つながる状況下でのビジネス上の課題」についてもたずねている。回答企業全体として課題のトップに「ビジネスモデルの構築が難しい」を挙げているが、従業員数100人未満の小規模企業では2番目に「新規投資が難しい」を挙げている。一方、従業員数100人以上の企業では、「つながる他産業・他分野の文化や技術の理解が難しい」、「関係する規格への適合、認証取得が難しい」を多く挙げた企業が目立った。


つながる状況下でのビジネス上の課題

 強化/習得したい技術に関する回答を対比したところ、ビッグデータやAI技術は企業規模によらず短期・長期的に重要な課題と認識する企業が多かった。しかし、「セーフティおよびセキュリティ技術」「モデリング技術」は、中小企業よりも大企業の方が喫緊の課題として認識しており、システムズエンジニアリング、アジャイルについて、より長期的な課題として認識する大企業が多かった。


現時点で重要な課題と今後強化/新たに習得したい技術の対比(従業員数100人以上の企業との対比を緑、赤線で提示)

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