NY外為:ドル変わらず、米雇用統計控え上げ削る-ユーロは上昇 – ブルームバーグ

9日のニューヨーク外国為替市場でドルが上げ幅を削った。欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表を経て、トレーダーの関心は10日発表の米雇用統計に移った。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。55日移動平均の節目を超えた後、同指数は小幅なレンジで推移している。

  ドラギECB総裁が政策決定後の記者会見で、ユーロ圏経済の循環的回復が勢いを増していることを認めるとユーロは上昇した。ただドラギ総裁がよりタカ派的な姿勢への移行を示唆することはなかった。

  ECBは同時に最新の経済予測を公表。今年のインフレ率予想は1.7%と、昨年12月時点の1.3%から引き上げられた。ユーロ圏の17年の成長率見通しは1.8%に上方修正された。

  この日のドルは対ユーロで下げたものの、対円と一部資源国通貨に対しては上昇した。

  米雇用統計の内容が、来週15日発表の連邦公開市場委員会(FOMC)決定に影響を及ぼす可能性はほぼないとみられている。市場では0.25ポイントの利上げが発表されるとの見方が強い。

  ADPリサーチ・インスティテュートが前日発表した調査で、2月の米民間部門の雇用者数が市場予想を大きく上回る増加となったことから、10日発表の米雇用統計で同様のペースでの雇用増加が示された場合、市場の関心はその次の利上げのタイミングに移る可能性があるとトレーダーは指摘する。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.5%高の1ドル=114円95銭。対ユーロでは0.3%下げて1ユーロ=1.0577ドル。

原題:Dollar Pares Gains Before Jobs Report as ECB Grabs Spotlight(抜粋)

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